平清盛ゆかりの地。神戸、京都、三重、広島へ。

六道珍皇寺(京都市東山区)

通称「六道さん」の名前で知られ、平清盛に関するエピソードがある六道珍皇寺を訪ねます。

平清盛が荼毘に付したといわれる六道珍皇寺

六道珍皇寺の門鴨川から東側の五条から七条一帯は、平家が本拠地を構えた六波羅というエリア。現在は特徴的な街ではありませんが、昔は5,000もの平家一門の屋敷が並んでいたそうです。六波羅には、六波羅蜜寺など平家にまつわる寺社が多くみられ、規模の大きさがうかがえます。その六波羅に、「六道珍皇寺」があります。

華々しい寺社が周囲に多くみられる一方、六道珍皇寺は京都の葬送地であった鳥辺野の入口にありました。この一帯は風葬場となっていたため、当時は殺伐とした雰囲気だったようです。六道珍皇寺は、生と死の境とされました。
平清盛は『平家物語』では、「愛宕で荼毘に付した」とされています。その火葬された愛宕が六道珍皇寺辺りであったといわれています。

六道珍皇寺は雅やかな寺社というより、閑散とした雰囲気。平清盛自身と強くゆかりがあるところではないですが、平家マニアでしたら訪れる価値はありそうです。

六波羅にあるあの世とこの世を繋ぐパワースポット

閻魔大王像・小野篁門前に「六道の辻」の石碑がおかれている、六道珍皇寺。あの世とこの世の境界を示しています。生と死の境の地であるだけに、平家ゆかりの地の中でも最高のパワースポットです。

六道とは仏教において、迷いある人が輪廻する6種の迷いがある世界のこと。

 
  • 天道(てんどう)…天人がいる世界。苦しみがほとんどない場。
  • 人間道(にんげんどう)…人間がいる世界。楽しさと苦しみ、悲しみが共存する場。
  • 修羅道(しゅらどう)…阿修羅がいる世界。戦いや争いばかりがある場。
  • 畜生道(ちくしょうどう)…動物のような世界。本能のままに生きるだけの場。
  • 餓鬼道(がきどう)…子どもの世界。飢えと渇きに苦しむ場。
  • 地獄道(じこくどう)…地獄。罪を償わせる場。

また、敷地内にある閻魔・篁堂には閻魔大王像とその補佐・小野篁像もあります。小野妹子の子孫で、小野小町の祖父にあたる小野篁。昼は朝廷遣いの顔を持ち、夜になるとあの世へ赴き閻魔大王を補佐して働いていたと『今昔物語』で語り継がれています。
あの世への入口である「井戸」が六道珍皇寺にあり、反して出口である「黄泉がえり之井」は、嵯峨野にあるそうです。

あの世の入口の井戸や六道の辻などから、あの世とこの世の境界といわれる由縁がよく分かります。パワースポットという信憑性も高そうですね。

 
平清盛ゆかりの地~平家の栄華をたどる~