平清盛ゆかりの地。神戸、京都、三重、広島へ。

妙法寺(神戸市須磨区)

平清盛が福原遷都の折に寄進したとされる妙法寺について、ご紹介しています。

福原京の新鞍馬として平安京の鞍馬にあやかる

妙法寺

妙法寺は、繁栄をほこった京の都にちなんで定められたもの。平清盛福原遷都の際、平安京の鞍馬にあやかり、ここを福原京の新鞍馬とし、寺領として一千石を寄進したといわれています。

尊の毘沙門天は平安時代に作られたもので、国の重要文化財となっています。

平安時代から続く鬼追い式(追儺式)

妙法寺といえば、毎年1月3日に行われる鬼追い式(追儺式)が有名です。

竹林に囲まれ、異空間のような不思議な雰囲気につつまれる境内を、毘沙門天の化身といわれる10匹の鬼が練り歩きます。天下太平・五穀豊穣・招福攘災を祈る正月行事で、現在も地域の人々も数多く参加する、人気と迫力のあるお祭りです。

平成7年にいちどこの儀式を行わなかった際には、阪神淡路大震災が発生。それ以来、地元のひとたちからは、この儀式を正しく行うべきだと復活の声が数多くわきあがったそうです。

実は神戸市内には、いくつか鬼の追儺式が残っていますが、妙法寺でおこなわれるものはその中でも特に、古い伝統を色濃く残したものと言われています。

儀式で行われる面も、平安時代に始まったその当時のデザインを最も残しているもの。その表情は不気味でありながたどこか笑いをさそうものです。

平清盛ゆかりの地でも、屈指の伝統を誇り、その形式まで守られてきた儀式。ぜひ一度、儀式の行われる時期に妙法寺を訪れ、清盛が生きていた当時のこの土地の雰囲気を、肌で感じてみてはいかがでしょうか。

 
平清盛ゆかりの地~平家の栄華をたどる~